南ア・労使交渉開始(白金)

 先週末に発表された6月米雇用統計は強気の内容となったが、「早期利上げ観測を高めるには至らず」との見方から、ファースト・アクションは「ドル買い・NY金売り」で反応したものの、それぞれ調整は一時的。引けにかけてドル円は、雇用統計発表直前とさほど変わらない水準で取引を終えた。米長期金利は雇用統計発表後の上下動はあったものの、結局は低下して終了。フェデラルファンド(FF)金利先物から見る米連邦公開市場委員会(FOMC)の利上げ期待は若干利上げの織り込み度合いが増えたものの、早期の利上げ観測は高まっていない。

 本邦では参院選での与党勝利で、大規模景気対策期待や日銀による追加緩和期待も高まりやすい。週明けの東京時間でのドル円は、安倍晋三首相会見や、バーナンキ前FRB議長と黒田日銀総裁の会談とのヘッドラインに反応して急反発。雇用統計発表直後に付けた高値を上抜き、103円台を回復している。

 英国のEU離脱決定後の金融市場の波乱は一服した格好だ。ドル建ての金は、ドル高・株高に上値が抑えられているが、株価との相関の高い白金系貴金属は、しっかりとした値動きを見せている。

 過去、金と白金の価格差が逆転したのは、リーマンショックや欧州ソブリンリスクで金融市場が荒れて、株価下落・景気低迷が産業用需要比率の高い白金の需要減少につながるとの連想が材料視された時だった。2015年に価格差が逆転した状況が継続、足元は、英国EU離脱で価格差が拡大していたが、とりあえず世界的な株価反発で、拡大した価格差が縮小し始めている。
 
MC1
 

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