天候相場本番を前に、供給過剰で売られるトウモロコシ

 6月末に米農務省は作付面積と6月1日現在の全米在庫を明らかにしているが、トウモロコシに関していずれもかなり弱い内容となり、その発表を受けて、その後のシカゴトウモロコシは大幅続落を強いられている。特に、3月末に発表された意向面積よりも減少するとみられていた作付面積が増加したことに、サプライズの発表だったとの声も多く挙がっている。

 作付面積は9414.8万エーカーで、3月の意向面積である9360.1万エーカーを上回り、前年度実績の8799.9万エーカーからみると、7.0%も急増している。同時に収獲面積も発表されており、前年度実績の8074.9万エーカーを大幅に上回る8655.0万エーカーとなっている。大豆の作付面積も意向面積から増加しているが、土壌保全計画(CRP)の期限を迎えた耕地からの転作が多かったと考えられる。

 収獲面積にトレンドイールドを掛けると生産高が算出されるが、145億4000万ブッシェルとなる。6月の需給報告で示された机上の生産高は144億3000万ブッシェルであり、これも上回っている。前提となるイールドはあくまでもトレンドイールドであるが、現在の作況指数は106だけに、数字上、178ブッシェルのイールドでも問題はない。2014年度のイールドである171ブッシェルと仮定すれば、生産高は148億ブッシェルとなる。いずれにせよ、7月の需給報告で示される机上の生産高の上方修正は避けられない状況といえる。
 
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