天然ゴム市場「大連鉄鉱石が強気相場入り」

 英国国民投票の結果を受けて23日の日米欧の株価が暴落したものの、同日の上海総合株価指数は小幅安でした。そして、週明け27日の上海総合株価指数は上昇しております。23日の上海ゴムや上海非鉄金属銘柄などの値動きは、全体的に小動きで推移しておりました。英国国民投票の結果を受けて日米欧の株価が暴落したものの、それでも中国市場だけは「蚊帳の外」のような値動きを続けているようです。そして、27日の中国の鉄関連銘柄が急騰し、大連鉄鉱石が強気相場入りとなったことは注目でしょう。

 中国国家発展改革委員会は26日、政府が今年の鉄鋼生産能力を4500万トン、石炭の生産能力を2億8000万トン削減する方針であることを明らかにしました。中国は、天津市で開幕した世界経済フォーラムで、鉄鋼業界で18万人、石炭業界で70万人の配置転換を実施し、鉄鋼と石炭の過剰生産を抑制する方針を表明しました。そして中国政府は、鉄鋼と石炭の2つの産業で大幅な人員削減と配置転換を実施するために、地方自治体と国営企業に総額1000億元(約1兆5300億円)の資金支援を行う計画を明らかにしました。

 27日12時時点で、大連鉄鉱石が5.5%高、上海鉄筋(上海螺子鋼)が4.8%高まで急騰しております。大連鉄鉱石は、5月30日に333元まで下落しましたが、その後は上昇基調を続け、本日の急騰で410元まで上昇しました。それにより1か月前の安値から約23%の上昇となり、強気相場入りとなりました。テクニカル分析では、安値から20%以上の上昇を強気相場入りとしております。上海鉄筋(上海螺子鋼)は、1か月前の安値から約18%の上昇となり、強気相場入り寸前となっております。5月3日からの中国の鉄関連銘柄の大暴落に上海ゴムも巻き込まれて急落を続けただけに、ここにきて大連鉄鉱石が強気相場入りとなったことで、上海ゴムの上げ足が速まる可能性が高まってきました。
 

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