内外のトウモロコシ相場、天候回復で底割れへ

 米コーンベルトの天候改善をキッカケにしてシカゴトウモロコシはストップ安を含む急落を演じている。今夏のラニーニャ現象によるホット&ドライを期待した天候プレミアムを買う動きが大口ファンドの間で活発化し、大口ファンドのネットロングは14日現在で36万2525枚に膨らんでいた。昨年7月21日の32万3494枚以来の高水準となっていたが、その大量のネットロングが急速に解消し、シカゴトウモロコシの急落をもたらしている。シカゴ期近7月限は月末に第一回受け渡し通知日を迎えるため、新穀12月限への買いポジションの乗り換えの必要性に迫られていた。しかし、天候改善の下、乗り換えの買いには極めて消極的であり、結果的な整理売りが優勢な展開を強いられ、これは少なくとも月末まで続くとみられる。天候プレミアムを買う動きが活発化していただけに、期近7月限での買いポジションもかなり多く、大量の整理売りは今後とも続くとみられる。

 現時点の主産地の土壌水分で、不足を警戒するところはみられない。19日現在のアイオワの土壌水分で、極不足は5%(前週0%)、不足は19%(同2%)、適度は70%(同71%)、イリノイの極不足は4%(同1%)、不足は26%(同17%)、適度は66%(同75%)である。干ばつ懸念で急騰した2012年当時の6月中旬の土壌水分で、アイオワの極不足は14%、不足は40%、適度は45%、イリノイの極不足は24%、不足は46%、適度は26%で、すでに土壌不足の兆候が確認できていた。7月にホット&ドライが深刻化したため、7月末時点の土壌水分で、アイオワの極不足は71%、不足は25%、適度は4%、イリノイの極不足は85%、不足は15%、適度はセロ%だった。
 
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