シンガポールRSS当限が急騰している原因

 6月22日のシンガポールRSSの当限7月限が急騰し、前日比で11.10セントも上昇して一気に170セントまで上値を追った。この上昇で6月中旬以来ほぼ1カ月ぶりの高値をつけた。6月14日の直近安値143セントからは27セント上昇したことになる。このまま続伸して、年初来高値185セントを目指す動きが続く気配である。

 このようにシンガポールRSSの期近が大きく上昇している影響から、東京ゴムも当限6月限が急伸して23日午前に一時164円まで上昇している。この結果、当限は先限より10円近い逆ザヤが形成され、期近の相場地合いの強さとともに、足元の需給が引き締まっていることを示している。

 RSSの主産地タイでは、今年のウインタリング(落葉期)が平年より3週間ほど長期化したことで、それだけ原料の集荷が少な目となった。5月の当コラム記事に掲載していたとおり、ハードウインタリングとなったことが、集荷不足と在庫の積み崩しにつながり、その影響で、足元の荷が一時的に足りない事態に陥っている模様である。更に、その後も多雨により生産障害が一部地域で起こったことが、更に荷不足につながったと現地筋は伝えている。

 一方、タイと肩を並べる大手産地であるインドネシアでも豪雨の影響でタッピング作業に一部で支障が出ている模様である。インドネシアでは特にジャワ島で先週末から続く豪雨で鉄砲水や土砂崩れが発生し、これまでに多数の死者も出ていると報じられている。

 このような一連の天候不順とそれに伴う生産障害が足元の需給引き締まりにつながるとともに、RSSの期近を押し上げている。
 
zu1
 

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事