週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比3.57ドル安の46.64ドル、ブレント原油は同3.81ドル安の47.84ドルとなった。

 前週末10日の海外原油は対ユーロでのドル高やリグ稼働数が3基増加と2週連続の増加となったことが嫌気され、前日の高値修正の流れを引き継ぐ形で大幅続落となった。

 先週は23日にイギリスのEU離脱(Brexit)を巡る国民投票を控えてのリスクオフ姿勢に加え、それによるユーロ安ポンド安➔ドル高で膨らんでいた買い玉の手仕舞いが一気に進み大幅下落が続いた。

 週前半、OPECは月報で「カナダ、ブラジル、コロンビアの減産によって、今後原油の供給過剰が緩和される可能性が大きい」との見方を示し、IEAは今年上半期の供給過剰幅を前月から40%縮小した。これらを受け一時的に買われる場面はあったが、リスクオフの売りが優勢で戻りは売られた。更に、週半ばの米API統計で原油在庫が予想外の増加となり、下げ幅を拡大。その後の米EIA統計では原油在庫減少が確認され、原油生産も微減となったことで一時的に反発したが、リスクオフの流れは依然強く、在庫減少幅が予想以下だったことやクッシング在庫が増加していたこともあり、こちらも戻りを売られた。その後も弱い流れが続いたが5/12の安値を割るまでは至らず、16日の後半からユーロやポンド、株式がやや値を戻すなど市場が落ち着きを取り戻したため、週末は下げ幅を縮小した。

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