米利上げ観測後退で、NY金は上伸し、強調地合い転換へ

 かなり弱気な5月の米雇用統計を受けて、その後、NY金は急伸しており、9日には3分の2戻りとなる1272.5ドルを上抜き、一部では1300ドル台回復の声も聞かれる。

 非農業部門の就業者が3万8000人増にとどまったことはサプライズと評され、14日、15日に予定されている米FOMCでの米利上げの可能性は限りなく、後退したといえる。イエレン米FRB議長はその後の講演で、今回の非農業部門失業者に失望した旨を明らかにしている。米利上げは慎重にすべきとしているものの、年内の米利上げの含みをもたせることになり、引き続き、年内の米利上げの可能性はかなり高いとみられている。セントルイス連銀総裁は7月の米利上げを指摘しているが、一般的には9月の米FOMCでの米利上げが有力視されている。12月は米大統領線後だけに、米利上げのタイミングを逃す可能性もあると考えられている。目先的には、今後の米利上げの道筋を14日、15日の米FOMCで示すとみられており、その前のNY金は神経質な動きになるだろう。

 さて、3分の2戻りを完了したNY金期近8月限の次の上値メドは5月16日の高値である1292.4ドル、それをクリアすると、1300ドルも視野に入る。

 一目均衡のチャートをみると、まだ転換線が基準線に下にあり、雲を上抜きつつあるため、不安定な相場つきも予想されるが、転換線が上抜くまでは強調地合いが続くとも考えられる。
 
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