世界的な供給急増必至のトウモロコシ

 米農務省の火災の影響で発表が一日延期された生育進捗率(15日現在)で、米国トウモロコシの作付進捗率は全米平均で17%(前週7%、前年5%、平年5%)となっている。主産地はすべて平年を上回る作付進捗率となっており、アイオワ5%(平年35)、イリノイ41%(同6%)、ミネソタ7%(同2%)、ネブラスカ4%(同1%)、インディアナ24%(同2%)、オハイオ10%(同1%)、サウスダコタ4%(同1%)で、コーンベルト西部中心に順調に作付が進展している。作付前の降雨に恵まれた結果と考えられる。
 また、米農務省は州別のクロップレポートを明らかにしているが、その中の土壌水分が注目されていた。4月上旬はコーンベルト全般に乾燥した天気が続き、アイオワの州都デモインでは11日までの4月の雨量合計はたった3.5ミリしかなかったため、作付遅れも警戒されていた。しかし、12日~14日のまとまった雨で、土壌水分不足が改善され、作付に理想的な環境になったかどうか確認する意味で土壌水分は重要視されていた。ちなみに、デモインでの3日間の雨量合計は112.0ミリで、デモインの4月の平年の月間雨量の98.0ミリを上回る大雨を記録している。
 アイオワの土壌水分の極不足・不足の合計は27%(前週435)、適度は66%(同55%)、イリノイの極不足・不足の合計は24%(同40%)、適度は61%(同51%)となり、改善傾向を示している。本来であれば、作付期の大雨は作付遅れの連想につながるものの、作付序盤であること、それまでの乾燥した天気を踏まえると、恵みの雨と評価されている。その恵みの雨は19日、20日も期待されている。その後の米コーンベルトの天気は晴天が予想され、まさに作付には適した天気の下、急ピッチの作付が連想される。

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