6月1日のゴム相場はなぜ暴落したのか?

 カレンダーが6月に替わった途端の1日、ゴム相場は暴落した。先限がサーキットブレーカーを発動する急落で寄り付いた後、いったん下げは止まったが、取引が進むにつれて再び売り圧力が強まる展開となった。午前の取引で全限がサーキットブレーカーを発動し、午後に入ってからも一段と下げ幅を拡大させた。結局、先限は前日終値から8円を超える下げとなり、一時156円台まで後退した。更に、夜間取引に入ってからも一段下げとなり、一時、先限は156.1円の安値をつけた。

 結局、5月23日の直近安値154.3円から約2週間かけて上昇した10円超の値幅は、そのほぼ全てが帳消しとなってしまった。それどころか、この154.3円を割り込み、一段と下落の速度を強めるのではないかとの弱気な見方が誘われている。

 相場が急落した原因は、東京ゴム市場の内部要因によるものだ。相場が下落に継ぐ下落となっていた過程において、本来であれば整理されなくてはならない既存買い方のポジション調整が遅れていたことで、それが相場の自律反発とともに“ヤレヤレの売り”として上値の抑制要因となっている。ただし、この既存買い方の建玉は1日現在でまだ1万8342枚残っており、買いが売りを5232枚上回っている。

 つまり、5月に入ってから相場は大きく値を崩しているにもかかわらず、まだ多くの買い残が残っており、今後更に整理が進めば相場が一段と下落する危険性を内包していることを物語っている。
 
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