ゴムは下げ道中での修正高時期

 4月下旬から1ヵ月ほど続いていたゴム相場の急落にようやくブレーキがかかった。改めて、その下げ幅を見ると、上海ゴム9月限は4月3日のトン当たり1万3,670元から5月25日の1万0,170元まで3,500元安(国内換算トン当たり5万8,590円安、キロ当たり58円59銭安)、東京ゴム先限は4月27日のキロ当たり205円10銭から5月23日の154円30銭まで50円80銭安、そして、シンガポールRSS3号期近は4月27日のキロ当たり185セントから5月24日の147.70セントまで37.30セント安(国内換算約41円安)となっている。

 今回は上海、東京、シンガポールの順で下げたことが判るが、シンガポールの下げ幅が少なかったのは、タイで原料の出回りが少なかったことに原因があると見られる。

 さて、今後の相場をどう読むかだが、1ヵ月ほどでそれ以前の上げ幅のほとんどを消したことを考えると、ここは売られ過ぎの反動も加わって、応分の修正高があると思われる。

 問題はその修正高をどれほど見るかだが、東京ゴム先限は最初に述べたように50円ほどの棒下げを演じている。その3分の1戻しは約17円高の約171円、半値戻しは25円高の179円ほどになるが、仮に後者の半値戻しまであれば、再び力関係が強気有利になってしまう。

 恐らく、そのような上げはないだろうし、ゴムのファンダメンタルズの悪さに変化がないだけに、そこまでは戻れまい。となると、下げ幅の3分の1戻りの171円が修正高の範囲であり、行き過ぎがあっても3月24日の173円30銭、4月11日の175円が限界と思われる。

 要するに、長期的な下げ相場に変化があったのではなく、今回はその下げ道中のなかでのテクニカルな修正高と解釈すれば良いだろう。

 それに、ここで相場が反発、修正高を演じる過程で、投機筋が160円から170円台で買いつけば、その買い玉が重荷になって投げを誘ってこそ、5月23日の安値154円30銭を割り込むことが出来ると見てはどうだろうか。

 当面は修正高を交えながらも160円から170円強で揉合、新たな材料を待つ形になりそうだが、タイ産地で本格的な雨期に入り、十分な降雨があれば原料の出回りが活発化し、タイRSS号の日本向けオファーも下落するはずで、タイの天候にも注意する必要がありそうだ。

 修正高が一巡、揉合ったあとに再度の下げ相場があるとすれば夏場としておこう。
 
zu1
 

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