おねだり相場

 高級クラブでつけ回し、ブランド品のプレゼント…。元防衛事務次官M氏の妻S子が「身分なき共犯」として、夫とともに収賄容疑で逮捕された際に、その常軌を逸していた行動は「おねだり妻」の名を産んだが、現在の金(GOLD)市場を観察してみると、「おねだり妻」ならぬ「おねだり追加金融緩和」相場となっている。
 ここ最近の金相場を振り返ってみると、上げにしろ・下げにしろ大きく動いたのは、バーナンキFRB議長発言やFOMC絡みで追加金融感思惑が高まった時か後退した時である。
 「需給は全ての材料に優先する」との格言があるが、実需の需給よりもマネーの需給に大きく左右されているのが、現在の金(GOLD)相場である。2008年のリーマンショック以降、世界的な緩和政策に伴う過剰流動性相場から、それまでにはなかった巨大な資金の流入により、値位置が大きく上がり、変動幅も大きくなっているのが現状だ。

 足もとは、3月の米雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びが予想を大きく下回ったことを受け、米連邦準備制度理事会(FRB)が追加緩和に踏み切るとの観測が再び高まった事を好感する一方、スペイン金融機関の3月中のECBからの資金調達額が前月の1698億ユーロから3163億ユーロへ急増したことが判明したほか、クノット・オランダ中銀総裁がECBによるスペイン国債購入につき否定的な見解を示したこともあってスペインやイタリア国債利回りが上昇したことから、ギリシャ二次支援で一服感のあった欧州ソブリンリスクが再浮上、リスク商品としての金(GOLD)市場の上値を抑えている。

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