ドルの強弱とNY金・原油価格

 ドルの強弱とNY金・原油価格には一定の相関が見られる。まず、次のグラフはドルインデックスとドル/円を今年の初めから昨日5月23日まで示したものである。

 ドル円は円高となり、ドルインデックスは5月2日までドル安となっている。
 
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 その後5月初めからドル高に転じている。ドルインデックスはドル円だけではないため、円安になっている以上にドルが強くなっていることがわかる。

 つまり、これまでドル安が続いていたものが、5月に入ってドル高になったということである。

 次のグラフは、NY金とNY原油及びドルインデックスを今年の1月初めを100とした指数で表し、ドルインデックスの上下をひっくり返したものである。ここでは、NY金の価格がほぼドルインデックスに重なっていることが見て取れる。

 3月中旬以降ドル安(上方向)は金高と一致し、ドル高(下方向)が金安と一致している。原油価格は、ドル高にもかかわらず上昇しており、金ほどの相関は見られない。ドルの動きは米国の利上げ予想に大きく影響を受けている。
 
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 先週米国の小売売上高は前年比+3.0%多くなり、住宅着工件数は同+6.6%多くなり、中古住宅販売は同+1.7%多く、消費者物価指数は+0.41%上がり、鉱工業生産指数は+0.7%上昇しており、いずれも6月の利上げに追い風となっている。FOMCの議事録では、大半の理事が6月の利上げに対して前向きの考えを持っていることが判明し、その後の米国地方連銀総裁の会見でもポジティブな意見が出ている。6月に利上げがあるという市場の予測は19%から57%に跳ね上がっている。利上げがあると思えばドル高・金安になるだろう。
 

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