週刊石油展望

《海外原油市況》
 4月9日週のWTI原油は前週比0.20ドル安、ブレント原油は同2.49ドル安であった。
 前週末6日はグッドフライデーにより海外市場は休場であったが、米国雇用統計の発表はあった。その内容は失業率が小幅に低下したが、非農業部門雇用者数が12万人増加と予想(20万人増加)を大幅に下回ったため、リスク回避ムードとなった。それを受け9日の取引開始時には下落して始まり、イランと国連を中心に核開発をめぐる協議が14日に再開することが決定したことから供給不安も緩和し、WTI原油で一時100.81ドルと2月以来の水準まで値を切り下げた。翌10日も続落、原油在庫が増加見込みで1990年以来の水準が予想されるとともに、イタリアやスペインの国債利回りが上昇したことによるリスク回避姿勢の高まりなどから、一時100.68ドルまで下押しした。しかし、翌11日にはECB理事がスペイン国債の購入を再開する可能性を示唆したことからユーロが反発し原油もつれて値を戻す展開となる。また米国在庫統計にて原油は増加したものの、製品在庫が予想を大きく上回って減少したこともあり、103ドル近辺まで安値からは大幅に値を戻した。12日は前日の反発ムードを引き継ぐとともに、FRBによる超低金利政策が継続見通しであることを背景に株高となったことにつれて上昇した。米国時間開始時間の新規失業保険申請は予想より悪化し一時売られたが、昨日の製品在庫のサプライズや、13日発表の中国のGDPに期待する見方が台頭したこともあり、買い意欲が上回った。中国のGDPはやや予想を下回り、上値を削ったが、13日15:30時点で、WTI原油で103.34ドル近辺、ブレント原油で120.94ドル近辺での取引となっている。

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