NY金は利上げ観測の高まりから下向きに基調転換

 米FOMC議事録を受け、6月の米利上げ観測が再燃し、金融市場全般に波乱含展開をみせている。それまでNYダウの軟調地合いから、商品市場への資金シフトの動きが全般にみられていたが、今後、商品市場からの資金シフトの動きが加速すると考えられ、その結果、商品全面安を強いられ、その中でも貴金属市場の急落が特に目立っていた。

 5月15日に中国の4月の鉱工業生産・小売売上高が明らかにされていたが、いずれも弱気な内容で、今月に入って弱い経済指標が相次いでいる。中国の景気減速懸念から銀や白金、パラジウム市場は調整安をみせていたが、今回の米利上げ観測の高まりから、一層工業用需要の後退が懸念される状況になり、大幅安を強いられている。

 NY金はその他の貴金属市場の値崩れも影響して、19日には1244ドル台まで急落し、実に週明けの高値である1290.4ドルから50ドル近くも急落している。

 米利上げ観測の再燃の結果、ここまで積み上がったNY金市場でのファンドのネットロングの縮小も避けられない状況にある。10日現在の大口ファンドのネットロングは26万4898枚の買い越しで、前週の27万1648枚からやや減少したものの、かなりの高水準といえる。ちなみに昨年末は1万9102枚のネットロング、前年同期は7万7440枚のネットロングにとどまっていた。
 
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