【Gold Weekly】ハト派色が強まる米金融政策で安値是正へ

<1,600ドル水準でサポート>
COMEX金先物相場は、1,680ドル水準まで切り返す展開になっている。リスク投資環境が再び不安定化する中、米追加金融緩和観測の再浮上がショートカバーを誘っている。インド宝飾業界のストライキが集結したことも、下値不安の後退につながっている。ボラティリティの高い不安定な相場環境が続いているが、極度の弱気見通し後退が、安値是正の動きにつながっている。

<米雇用統計を受けて追加緩和期待が再浮上>
4月6日に発表された3月米雇用統計が、金市場のマインド改善を促している。非農業部門就業者数が前月比+12.0万人と、前月の+22.7万人、市場予測+20.5万人を大きく下回ったことで、米追加金融緩和観測が再浮上している結果である。単月の統計を過大評価できないが、3月にバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長が雇用回復トレンドの持続性を疑問視する発言を行っていただけに、マーケットは「雇用減速→追加金融緩和→金相場上昇」のシナリオに再び傾斜し始めている。6月末に長期金利の低下を狙って導入されたオペレーション・ツイストが期限切れを迎える中、何らかの緩和策が導入されるリスクが警戒され始めている。4月25日には米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催が控えており、6月のFOMCで追加緩和策を導入するのであれば、今月のFOMCで何らかの示唆が行われる可能性が高いためだ。

<イエレンFRB副議長も追加緩和を後押しか?>
こうした見方を裏付けるように、イエレンFRB副議長は、「非常に緩和的な政策」を支持する方針を明らかにしている。今後数年間は、最大限の雇用という目標を達成することは恐らくなく、インフレは抑制されるとして、追加金融緩和の可能性を排除していないスタンスを明らかにしている。今後の景気動向次第では、引き締め政策を前倒しで展開する可能性も示しているが、マーケットの追加緩和期待を後押ししている。

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