週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比2.41ドル高の46.32ドル、ブレント原油は同3.13ドル高の47.78ドルとなった。
 
 前週末6日の海外原油は上昇。一時は米在庫増や4月のOPEC生産量増を嫌気した売り優勢も、カナダでは山火事による原油生産縮小(約30%)やナイジェリアでの生産設備襲撃、米リグ減少からプラス圏まで切り返した。
 ただ週明け9日は、サウジ石油相交代で産油国協調が難しくなるとの観測やカナダの火災が沈静化に向かう可能性が高まりWTI1.3ドル安、ブレント1.7ドル安まで下落。しかし10日は一転、サウジアラムコの生産能力増強表明やカナダでの原油生産再開計画進展にも関わらず、EIAによる2016年の世界原油消費見通し引き上げやナイジェリアでの供給障害、在庫統計への思惑が絡み両油種とも上昇し前日の下げ幅を帳消しとした。翌日も強い流れは変わらず、API統計での原油在庫積み増しを受けて一時は上昇幅縮小も、EIA統計での予想外の米原油在庫減少、産油量減少をはやしてWTI約1.5ドル高、ブレント約2ドル高と急伸すると、週末にかけてはIEAによる供給過剰の縮小見通しを受けWTIは47.02ドルと年初来高値を更新、ブレントも48.19と4月29日以来の水準まで値を切り上げた。

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