コメ相場の変動要因

 農水省が公表した27年産うるち米の「集荷・契約・販売状況(3月末現在)」によると、全国の集荷数量は304万7千トン(前年産比37万4千トン減)となっている。生産調整の推進=飼料用米への転換(18万トン→42万トンへ増加)により、主食用米の供給量は44万トン減少する見込みで、流通業者は契約を先行させている。

 主食用米供給量が減少した結果、現物市場では売り物が増えず、市中価格は上昇。3月末と4月末との比較で、秋田あきたこまち・青森まっしぐらで1,000円上伸し、青森つがるロマンは900円高、岩手・宮城ひとめぼれは800円高、栃木あさひの夢・関東コシヒカリなども500~700円高と、居所を上げた。

 5月10日に公表された(社)米穀安定供給確保支援機構の『米取引関係者の判断に関する調査結果(平成28年4月分)』によると、主食用米の需要動向は、現状64(前月差7ポイント増)、向こう3カ月の見通し判断66(同11ポイント増)となり、「締まっている」「締まる」との見方が強まった。一方の米価水準も現状判断54(同8ポイント増)、見通し判断63(同6ポイント増)と増加し、こちらも「高い」「高くなる」との見方が強まっている。 端境期の需給状況・価格動向は、生産調整の動向や、今後の天候次第だが、流通業者は7月頃まで「締まる」「高くなる」と見ている模様。

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