シカゴトウモロコシは天候リスクの台頭で急伸へ

 シカゴトウモロコシ相場に大きな変化が生じ始めている。これまで順調な作付を背景にして豊作観測が支配的だったが、ここにきて天候リスクを警戒する動きが表面化している。

 9日に米農務省が発表した米国トウモロコシの作付進捗率は全米平均で64%(前週45%、前年69%、平年50%)で、事前予想平均の62%を上回る内容で、数字上、かなり順調な作付といえる。特にトウモロコシの主産地の順調な作付が目立つ。アイオワは80%(前年79%、平年56%)、イリノイは78%(前年83%、平年56%)、ミネソタは89%(前年92%、平年45%)である。一方、アイオワ、イリノイに次ぐ主産地であるネブラスカは53%(前年71%、平年59%)、その他主要な生産州であるサウスダコタは39%(前年69%、平年42%)、インディアナは38%(前年43%、平年39%)、オハイオは30%(前年44%、平年35%)と微妙ではあるが、遅れ気味となっている。

 概ね降雨が影響して作付が遅れ気味で、農作業日数も低水準である。8日までの一週間の農作業日数をみると、ネブラスカは3.8日(前週1.6日)、サウスダコタは5.0日(同1.3日)、インディアナは1.7日(同2.8日)、オハイオは1.1日(同2.8日)となっている。ここにきてコーンベルト東部の農作業日数の低調が続いている。

 そんな中作付遅れの目立つ地域では軒並み雨が続いており、週明け以降も雨が予報されており、特にインディアナとオハイオは断続的な降雨になるとみられている。

 また、14日土曜日には米コーンベルト全域がかなり冷え込み、氷点下近くまで気温が下がるとの予報も出ており、降霜リスクも台頭している。
 
corn
 

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