ゴムは天井を打ったのか、それとも一時的な下げか

 東京ゴムは先週2日に期先中心に急落、前週末比5円安から7円60銭安、6日も期近4本が170円台へ下落、期先2本も180円そこそこまで値を下げた。4月21日に5~9月限が一代の高値を更新したが、5月6日の急落で一代の高値から軒並み19円弱から23円円ほど急落、10月限も4月26日の一代の高値203円50銭から5月6日の安値181円40銭まで22円10銭の下落となった。

 このように、相場が大きく水準を下げたのは、急速な円高に加えて、4月29日にCSRC(中国証券監督管理委員会)が相場高騰回避策として国内商品先物取引の規制に乗り出したことで、先物取引の利用者の市場離れを招いたこと、同国の4月のPMI(製造業者購買担当者景況指数)が49.4と前月の49.7から悪化し、景気判断の分かれ目の50を14ヵ月連続で下回ったことが嫌気されたものだ。

 それを映すように、上海ゴムの中心限月(9月限)は4月21日のトン当たり1万3,670元(国内換算トン当たり22万5,555円)から5月6日には1万2,150元(同20万0,475円)と、高値から1,520元(2万5,080元)下落して、キロ換算で25円強も下げた計算になる。

 東京ゴムも冒頭で述べたように高値から18円50銭から23円強下落したのは超円高と、上海ゴムの下落を嫌気したものだ。

 ただ、上海や東京市場が大きく下落するなかで、シンガポールRSS3号期近は4月27日のキロ当たり185セントから5月5日の178セントまで7セントの下げ幅にとどまっている。国内換算でキロ当たり7円50銭見当の下げで、上海や東京の下げ幅の3分の1ほどと少ない。これは、タイ産地が乾期の影響で原料の出回りが少ないためで、産地と消費地市場で明暗がハッキリと分かれている。

 問題は今後の相場をどう見るかだが、東京市場の場合、期先で180円を維持出来るか、それとも、180円を大きく下回るかで市場の力関係が違ってくる。前者の180円を維持して強気が巻き返すことが出来れば、再び市場人気は強まろう。

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事