NY原油、200日移動平均線突破で強基調に転換

 NY原油(7月限)が、終値ベースで200日移動平均線を上抜いてきた。2014年夏~秋口にOPEC総会での減産見送りで200日移動平均線(52週移動平均線)を割り込んで以来、約1年半年ぶりの回復だ。石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟産油国が参加した4月17日のドーハ会合では、生産凍結で合意できなかったものの、押し目は買われて、1月安値を起点とした上昇チャネルが継続している。

 グランビルの買い法則(図表A:移動平均線が長期間下落ないし横ばいで推移した後に上昇に転じ、株価がその移動平均線を下から上へ突き抜けるときは、重要な買い信号。)となるのか、売り法則(図表F:下降中の移動平均線を株価が下から上に突き抜けても移動平均線の下落が続いているときは、戻り売り。)となるのか、今後数日間の動きは、テクニカル面からは重要だ。

 6月2日に予定されているOPEC総会に向け、サウジアラビアやロシアなどで生産調整の話し合いが続いている。米国では生産コストの高いシェール企業を中心に採掘投資を削減、足元の石油採掘リグの稼働数は2014年10月のピークの4分の1以下に減少している。米シェール企業の2015年からの倒産数は60社を超え、負債総額は約200億ドルに上っている。また、石油メジャーを中心に開発・生産部門の投資が、今年も減少見通しとなっていることなどもあり、将来的な供給減少が意識されやすい地合いに変化している。
 
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