トウモロコシの作付けは好スタート

米農務省(USDA)が発表したクロップ・プログレスによると、4月8日時点でトウモロコシの作付け進捗率は7%となっている。前週比では+4%であり、前年同期の3%、過去5年平均の2%を大きく上回っている。

州別では、テキサス州52%、テネシー州46%、ケンタッキー州32%、ノース・カロライナ州25%、ミズーリ23%など、南部のトウモロコシ生産が本格化していることが確認できる。ただ、これらの州の生産規模は必ずしも多くなく、全米規模のトウモロコシ生産を考える際には、余り参考にならない。

今回の統計で注目すべきは、3月末に発表された作付け意向面積調査で、アイオワ州の1,460万エーカーに次ぐ規模が予測されているイリノイ州(1,250万エーカー)である。同州では、早くも17%(前週5%、前年同期3%、5年平均1%)もの作付け進捗率が報告されており、良好なスタートダッシュを切ったと評価できる。

こうした動きがコーンベルト全体に広がると、米農家のトウモロコシ生産傾斜が加速する可能性と同時に、高イールド期待も高まることになる。トウモロコシの高イールドが期待できる作付けリミットは5月15日前後、生産可能なタイムリミットは6月上旬であり、今後1ヶ月の気象環境が良好に推移すれば、2012/13年度のトウモロコシ需給に対しては緩和圧力が強まり易くなる。

あくまでも気象環境次第という典型的な天候相場であるが、現段階では新穀限月の上昇シナリオを描くのが難しいことが再確認できよう。

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