天然ゴム市場「輸出削減策やOPEC総会を見据えて」

 東京ゴムは、天然ゴム生産主要3カ国による輸出削減策の実施を受けて3月上旬から上げ足を速め、この1か月半で50円近く上昇しました。そうした上昇の背景には、原油価格の上昇やそれに伴う資源銘柄全体の上昇基調なども大きな支援要因となりました。しかし、これまで上昇基調を強めてきた非鉄金属銘柄も先週後半ごろから下落に転じる銘柄が増えてきました。これまで上昇力を強めてきたロンドン亜鉛3か月物やロンドンニッケル3か月物もここにきて2日続落となりました。また、これまでの上海非鉄金属銘柄の上昇をリードしてきた上海螺子鋼や上海熱間圧延鋼板は、先週後半の失速で年初来高値から5%程度下落しております。上海ゴムは、先週21日に一時1万3670元まで上昇して年初来高値を記録しましたが、すでに年初来高値から5%ほど下落しております。上海ゴムの取引中心限月となる9月限は、20日の出来高が162万1426枚を記録して今年最高出来高となり、翌21日は139万618枚、22日は125万4392枚を記録する大商いとなり、過熱感への警戒も必要となりそうです。

 天然ゴム生産主要3カ国による61.5万トンの輸出削減策は、3月1日から6か月間の日程で実施されております。この輸出削減策は、8月下旬に終了することから、6月頃まで天然ゴム市場を強含みとさせる可能性もあります。しかし、7月頃になれば、「来月になれば輸出削減策が終了する。」との思惑から投機的な売り圧力が高まることも考えられます。

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