シカゴ大豆期近の急騰も目先、一服の兆し!?

 南米の供給不安を背景にしてシカゴ大豆は期近中心に大相場を演じている。とりわけアルゼンチンの生産高の大幅下方修正が相次いで発表されている。ブエノスアイレス穀物取引所の生産高予想は6000万トンから5600万トン、アルゼンチン農業省の予想は6090万トンから5760万トンに、それぞれ引き下げられている。ちなみに、4月の米農務省の需給報告におけるアルゼンチンの生産高予想は5900万トンで、前年度の6140万トンよりも低く設定されている。豪雨や洪水の影響で作柄の低下は避けられず、また平年よりも収獲が30%程度、遅れている模様。このため、当然ながら、船積みはかなり遅れている。
 一方のブラジルでは洪水などの被害はないものの、一部地域では高温・乾燥のダメージもあり、イールド低下が指摘されている。
 これまで南米は2年連続の大豊作予想の下、4月からの輸出攻勢も予想され、米国産の需要低下が警戒されていたが、状況は一変し、米国産への引き合いが増加傾向にある。
 ところで、アルゼンチンは世界最大の大豆製品の輸出国である。大豆の輸出シェアはブラジルが45.0%、米国が35.1%、アルゼンチンが8.6%で、アルゼンチンのシェアはかなり低い。一方、大豆粕の輸出シェアはアルゼンチンが48.9%、ブラジルが23.3%、米国が15.1%、大豆油の輸出シェアはアルゼンチンが50.2%、ブラジルが11.4%、米国が7.8%で、大豆製品の輸出シェアのほぼ半分がアルゼンチン産となっている。このため、真っ先に反応したのが大豆製品であり、それに大豆が追随して、その後の急騰につながったといえる。

soybeen200

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