週刊石油展望

《海外原油市況》
 4月2日週のWTI原油は先週比0.03ドル安、ブレント原油は同0.62ドル高であった。
 前週末3月30日は、戦略石油備蓄放出の可能性の高まりから売られたものの、ユーロ救済基金の上限引き上げ合意や米経済指標の改善を受け小幅反発となった。加えて、オバマ大統領がイランに対し金融制裁を発動すると表明したことによるイラン情勢の緊迫化観測も下値支えとなった。週明け2日は2月ユーロ圏失業率が14年ぶりの高水準となったことが嫌気されユーロ安/ドル高が進行しWTI原油も一時102.06ドルまで下落した。だが、その後は一転しISM製造業指数が予想以上に上昇したことや、イラン外相が「欧米からの圧力には屈しない」と表明したことで105ドル台まで急反発した。しかし、そこから買いは続かず、3日に公表されたFOMC議事録で「成長が減速しなければ、追加緩和の必要はない」と示され追加金融緩和観測が後退したことや、翌4日のEIA統計で原油在庫が900万バレル増加(予想:250万バレル増加)と予想以上の積み増しなどが圧迫要因となり続落し、一時101.08ドルまで大きく値を下げた。その後は、短期間に急落したことで安値を買い拾う動きや、欧米のイースター(復活祭)休暇を前にしたポジション調整などから週末にかけては103ドル台まで値を戻す動きとなった。

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