中国、自動車販売台数のマジック~潜在的過剰在庫の不安も

 東京ゴム価格は、原油価格の急落と共に4月18日▲2.8円値下がりしたが、中国の自動車の売れ行きが好調だとして+2.4円反発した。中国汽車工業協会は12日、 3月の自動車生産は前月比+56.4%増、前年同月比+10.3%増の252.1万台、自動車販売は前月比+54.3%増、前年同月比+8.8%増の244万台。 1-3月の累計で見ると、自動車生産は前年同期比+6.2%増の659万台、自動車販売は前年同期比+6%増の652.7万台。新エネルギー車の3月の生産は前年同月比+54.8%増の2万5,246台、販売は前年同月比+46%増の2万2,936台。内訳は電気自動車(EV)の生産が前年同月比+63.5%増の1万8,818台、販売が前年同月比+60.5%増の1万7,637台、プラグインハイブリッド車(PHV)の生産が前年同月比+ 33.8%増の6,428台、販売が前年同月比+12.3%増の5,299台だという。

 2月は旧正月があったとはいえこの数字はどこかおかしくないだろうか? 前月比で生産台数が56%増、販売台数も+54%増である。自動車が前月比で1.5倍も売れることがあるのだろうか? その秘密は補助金にある。中国ではエコカー補助金などが自動車代価の8割程度支払われることがあるが、それは、生産してディーラーに販売すれば計上され、補助金を受け取ることができる。また、末端市場では値引きによる乱売合戦が繰り広げられているという。全ては補助金をもらうための販売である。Wall Street Journalなどが書いている憶測なので、実態はわからないが、中国では自動車も、鉄鋼や住宅同様、過剰在庫の山となる可能性があり、補助金が尽きれば売れ行きがストップする事態が想定される。ただし、最近の東京ゴム価格は中国からの取引も多く入り、上海ゴム価格と連動している。こうした事態を中国人投資家がどう見るかはわからない。
 
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