【Soybeans Weekly】大豆需給の逼迫見通しを再確認

<1,400セント台乗せ>
CBOT大豆先物相場は、1,400セント台まで値位置を切り上げる展開になっている。旧穀・新穀ともにタイトな需給環境が確認される中、一段と上値を切り上げている。短期的な過熱感が上値を圧迫するも、1,400セント台そのものには割高感が無く、特に目立った調整局面はみられない。昨年9月上旬以来の高値圏での取引になっている。

<作付意向面積は伸び悩む>
米農務省(USDA)発表の作付意向面積であるが、今年度の7,500万エーカーを下回る7,390万エーカーが予測されている。市場予測は7,550万エーカー(レンジは7,450万~7,670万エーカー)であり、マーケットの予想以上に面積獲得競争における大豆の不利さが確認できる。作付け採算は、圧倒的にトウモロコシ優位で展開しており、足元の価格高騰でも、まだトウモロコシ生産の方に魅力を感じている農家が多いことが窺える。2月のアウトルック・フォーラム(展望会議)では、作付面積7,500万エーカーの際に予測される期末在庫が2.05億Bu(11/12年度は2.75億Bu)、在庫率が6.1%(同9.1%)とされていた。しかし、今回発表された作付け面積を前提にすると、期末在庫は1.60億Buまで減少する計算になる。今年度のタイトな需給環境が、そのまま12/13年度に持ち越される可能性が高く、大豆相場が特に大きく値崩れを起こす理由は見当たらない。

<今後の面積増加余地も残されているが>
もちろん、今後の気象環境次第では、トウモロコシの作付けが失敗し、大豆の作付面積が上振れする可能性も十分にある。ここにきて大豆新穀限月が伸び悩んでいることを考慮すれば、作付け採算の改善を見込んで大豆生産にシフトする動きが強まる可能性もあるだろう。ただ、今回の作付意向面積は3月上旬に農家に対して行った聞き取り調査を元にしているだけに、現段階でのメインシナリオが更に在庫が減少する見通しになっていることには注意が必要だろう。

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