上昇してもまだなお出遅れ感が強い東京ゴム市場

 4月に入ってからのゴム相場は波乱含みの展開に入っている。第2週は先限が一時188円台まで上昇すると急転直下、急反落となり先行き不透明感が広がったが、第3週は週明け早々の11日に急騰して先限は8円を超える暴騰となった。しかも翌日の12日、翌々日の13日も続伸し、13日は一時197円まで上昇して年初来高値を更新するとともに、昨年8月以来8カ月ぶり高値をつけた。ここまで上昇すると、200円の大台は射程圏内となり、買いが買いを呼ぶ強気相場に拍車がかかりそうな雲行きである。

 東京ゴムの急伸を先導しているのは明らかにシンガポールゴム市場だ。主力のRSS相場は今年1月の安値110セントを起点として12日時点で一時174.5セントまで上昇した。この間、上げ幅は最大64.5セントで、上昇率は59%に達した。このシンガポールの強烈な上昇を後追いする格好で東京は連動高となっている。参考までに、東京がシンガポールRSSと同じ上昇率となった場合、理論的には230円まで上昇する計算である。逆に、東京が割安な相場となっているのは、この間の円高で為替圧力がかかっている部分があるが、それだけではなく、まだ下値不安が底流していることで上げ切れない市場心理が足かせになっていると考えられる。

 シンガポールの後追いで東京が連動高となっているとともに、出遅れている東京はそれだけ上昇の余地があるといえる。

 東京先限は、今年1月と2月の2度に渡って形成した144.5円のダブルボトムで安値を出し切り底入れが完了しているのであると仮定すると、足元のゴム相場は歴史的な転換点にあるといえ、今後、シンガポールと比較した割安分を埋めるだけでなく、他市場を先導するほどに鋭角な上昇相場となる可能性も秘めている。
 
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