コメ相場の変動要因

 農水省は先月末、食料・農業・農村政策審議会食糧部会を開催し、米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針の変更について審議。米穀については、27年産の主食用生産量が744万トンで確定したため、11月時点からの変更はなし。27会計年度の輸入については、77万玄米トン全量を買い付け、うちSBS輸入は予定の10万トンに対し3万トンになった点を変更した。
 27年産米の検査数量(飼料用米除く)は、2月末で累計470万3千トン。前年産同期比28万8千トン減だが、生産統計の予想収穫量45万トン減(主食用米44万トン減)との比較では順調といえる。その分、未検米の出回りが減少することになりそうだ。

 生産調整の推進、つまり飼料用米等への転換が進んだ結果、27年産の主食用供給量は44万トン減少しているが、新米・古米を合わせた2月末在庫は288万トンある。これは前年同期比26万トン減という数字で、このまま推移すれば6月末在庫は基本指針の見通し(207万トン)を下回りそうだが、需給均衡水準が180万トンといわれる現状では、全体としてまだ過剰の範囲内。当面、28年産の生産調整の取り組みや作柄が需給や価格のカギを握ることになる。

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