強材料と弱材料が交錯し波乱する最近のゴム相場

 シンガポールゴム市場のRSS相場が急伸している。4月5日時点で一時161.00セントまで上昇し、更に翌6日には瞬間的に170.5セントまで急騰した。一時的だったものの心理的節目170セントを突破したことで、昨年7月以来9カ月ぶりの高値をつけた。同時に、上昇の起点である今年1月の安値110セントから最大で60セント超の上昇(上昇率55%)となった。

 このシンガポールRSSの上昇は、明らかに売り込まれ過ぎたことによるテクニカルな動きであり、反動高だと考えられる。ただ、上昇が一時的なアヤ戻しにとどまるのではなく、その後も持続的な上昇となって、歴史的な転換点となる可能性も含んでいる。

 ただし短期的には安値から大きく上昇しているとはいえ、長期波動では、最近の上昇はわずかな値幅である。2011年の高値650セントから今年1月の安値110セントに至るまで下げ幅が540セントにも達していたことからすると、最近の上昇は、その長期波動の下げ幅の1割強にしか過ぎない。逆に、トレンドが上向きに転換したと仮定しても、まだ上昇の入り口に入った段階だといえる。

 一方、RSSほど顕著に上昇していないが、シンガポールTSRも上昇傾向に入っている。5日時点までの上昇で、3月の高値を抜いて年初来高値を更新し、RSSがそうであるようにTSRも上昇のトレンドが維持されていることを示唆した。

 しかし相場が急速に上昇しているため、短期的には修正安となる確率も高くなっている。6日時点でRSSの相対力指数(RSI)は76.4、同じくTSRは71.9となり、両市場ともに警戒水準の70を超えてきている。
 
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