タイの干ばつ

 タイ気象庁のホームページで2月の降雨量を見ると、中部から東部の半分、北部と北東部では地域によっては降雨ゼロが記録されている。タイ全土の降雨量は2月は平年より▲41%減であった。このため毎年4月初めに行われるSongkran祭、別名『水かけ祭り』は、仏に摸した家族に水をかけて幸運を祈るお祭りであるが、過去20年で最大と言われる干ばつに見舞われているタイでは、祭礼期間を4日から3日に短縮し、節水が呼びかけられている。

 タイ商工会議所大学(UTCC)の研究によれば、今年は干ばつの被害拡大によって1,190億バーツもの経済損失が予想され、これがタイ経済成長率を0.85%引き下げる可能性があるという。タナワットUTCC副学長は、「干ばつは6月まで続く恐れがある。農業部門が打撃を受けるだけでなく、工業部門・サービス部門にも影響が及ぶ」としている。

 ただ、タイ南部では2月は平年以上の降雨があり、天然ゴムにどれだけの影響が出ているかは今のところ不明である。仮にゴム樹が水不足で枯れてしまえば、再生は不可能で、植え替えるしかないという。なお、干ばつはタイやベトナムのコメや、ベトナムのロブスタコーヒー、インドネシアのパームオイルの生産に影響を与えている。
 
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