ゴムはタイの水かけ祭りが変わり目!?

 東京ゴム先限の反発力が鈍って、180円が上ガサとの動きになりつつある。東京ゴム先限日足を見ると、3月23日の181円90銭、3月7日の184円60銭と二つのヤマがあるが、3月7日の184円60銭を天井とすれば、3月23日の高値は二番天井ということになる。

 中国系の強気筋は波に乗って買い上げた結果が前述の二つの高値だが、ここで重要なのは、その過程において安値で売った玉は全て踏まされている。

 相場上昇のスタイルでは強気の新規買いが踏みを誘って上げるとⅤ字型上昇となるケースが多いが、それが東京ゴム先限の2月12日の144円50銭から3月7日の184円60銭まで40円幅の上昇に当たる。

 そして、3月16日の166円10銭から3月23日の181円90銭まで16円弱の上げ相場で第2弾の踏み上げを誘ったといえる。

 つまり、今回の2度にわたる上げで市場は総踏み上げ相場となるとともに、安値で売った玉は消えてなくなり、それに代わって170円以上での食い合いが多くなったと推察される。こうなると、今度は180円以上に相場を持っていくためには、強気本尊が買い増すとともに、チョウチン買いしている向きの新規買いの支援を受けて上げるしかなくなる。

 踏みが出切ってしまったなかで、腕力で相場を上げるには予想以上の資金が必要となる反面、それに失敗すると自身の買い玉の整理で急落を招くリスクを生じるので注意が必要だ。

 3月7日の東京ゴム先限の高値が184円60銭、そこから更に15円買い上げると200円。現在の先限相場の175円から25円高が実現出来るのか、それとも、現在の先限相場の175円から25円安の150円が実現するのかといわれたら、将来は200円よりも150円に近い価格まで下落する可能性が強いと判断する。

 ゴムの季節習性は産地の減産期(天然ゴムの生産量が乾期による影響で減少する)に当たる春に高値を出しやすい。今年はそれが早めに相場に表れたといえるが、4月に向けて高値を形成しても、先限で185円を抜くことが出来ないと、“時間切れ”で、その後、急反落のリスクが高まるように思えてならない。

 幾ら時間をかけても上がらない相場、幾ら買っても上がらない相場は、その後の下げを暗示しており、そうした相場が間もなく到来する可能性あり、と見るが…。

 タイの水かけ祭り(ソンクラーン)は4月13日から15日で、これを境に季節の変わり目を迎え、タイの天然ゴム生産が増え始めるといわれている。その意味では4月後半から相場の流れが大きく変わると見てはどうか。
 
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