週刊石油展望

《海外原油市況》
  今週のWTI原油は先週比2.25ドル安の103.34ドル、ブレント原油は同0.46ドル安の122.81ドルであった。
 先週末は、イラン産原油の3月輸出高が日量30万バレルまで減少するとの報をきっかけに、供給逼迫懸念から上昇。また、国際エネルギー機関(IEA)事務局長が、サウジアラビアなど諸外国の増産を背景に、 現時点で戦略石油備蓄を放出する必要はないとの見方を示したことも相場を押し上げた。週明け26日は、バーナンキFRB議長の「労働市場の一段の改善には、金融緩和政策の継続による景気回復加速が必要だ」との発言を受けて続伸、対ユーロでのドル安進行、株高もあり、小じっかりと推移した。27日は、特に目新しい材料はなかったが、3営業日続伸。翌日発表のEIA統計を控え市場の様子見姿勢が強く、レンジ内での底堅い動きであった。28日は一転、夜間取引から軟調な展開。仏政府が戦略石油備蓄の放出をめぐり米英と協議しているとの報で、備蓄放出観測が強まり利食い売りに押され、さらにEIA統計で、原油在庫が710万バレル増加(予想:255万増加)と市場予測を大幅に上回り、積み上げ幅も2010年7月以来となったことから売りが殺到した。29日も、前日の弱い流れを引き継ぎ続落。仏首相が、備蓄放出に関して主要各国が合意に近づいているとの認識を示したことで、改めて放出観測が強まり、下落した。四半期末を意識した利食い売りにも押され、一時、2/16依頼となる102.13ドルまで急落する展開であった。

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