週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比1.56ドル高の40.25ドル、ブレント原油は0.82ドル高の41.58ドルとなった。

 前週末11日の原油相場は、価格底打ちへの期待感などから反発した。国際エネルギー機関(IEA)は、この日公表の月報にて、原油価格の回復について、底入れした可能性があるとの見解を示し、これを受けて相場は上げ幅を拡大した。一方で、有力産油国による生産抑制に向けた動きについても実際には履行されないリスクを指摘、このため上値もやや重かった。

 週明け14日は、産油国の増産凍結に向けた動きの難航などを嫌気して反落。イランは引き続き増産凍結に消極的な姿勢を示しており、相場の圧迫材料となった。ザンギャネ同国石油相は、産油量が日量400万バレルに達してから増産凍結議論に参加する意向を表明し、増産の方針を堅持している。一方複数のOPEC関係者により、産油国会合が4月半ばに開かれる可能性があることを明らかにした。

 15日も、前日に引き続いての続落となる。だが翌16日は一変、大幅反発となる。カタールのエネルギー相は、主要産油国による会合が4月17日にドーハで開催されると発表、またイランもこの会合に参加する用意があると伝わり、増産凍結に向けた最終合意への期待が一段と高まることとなった。EIA統計では、原油在庫が前週比130万バレル増(予想:340万バレル増)となり、また製品在庫の取り崩しも支援材料となった模様。米連邦準備制度理事会(FRB)は、15~16日開催のFOMCで追加利上げの見送りを決定、それ自体は織り込み済みであったものの、追加利上げペースが一段と緩やかになるとの見方が広がったことから対ユーロでドルが急落、さらに値を伸ばし、翌17日の大幅続伸へとつながった。

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