思惑買い先行で海外原油急伸も、今後の上値は限定的!?

 WTI原油は17日、期近ベースとして昨年12月7日以来の40ドル台回復をみせている。ここにきての一段高のキッカケは、4月17日にカタール・ドーハでOPEC加盟国と非OPECの生産凍結に関する協議が予定され、そこにイランが参加することが明らかにされ、これを市場はかなりの強材料に評価し、WTI中心の原油の大幅高をもたらしている。また、タイミングよく、米FOMCで、利上げが先送りされ、今年の利上げの回数が4回から2回以下になるとの見通しが示されて、ドルの全面安が急ピッチで進行し、原油の連想買いにつながっている。

 4月17日の会合に関して、イランは参加する意向を示しているものの、生産凍結に合意する可能性は極めて低いといえる。週明け早々、イランのザンガネ石油相は日量で4000万バレルの生産に回復してから、初めて生産調整の協議に応じると発言したばかりで、現在の産油量は日量で300万バレルを僅かに越えた程度である。しかしながら、市場ではイランも生産凍結に同意するとの思惑がかなり先行している。その思惑に根拠はないが、NYダウの上昇トレンド形成の動きも支援材料となって、強引な思惑がまかり通る状況にある。

 ただし、WTI原油の急騰に比べて、北海ブレントは北海油田の4月に向けての増産体制もあり、またイランの生産凍結に懐疑的な見方もあるだけに、連日上げ渋りをみせている。
 
wti
 

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事