コメ相場の変動要因

 27年度のSBS入札は3月3日で終了。1~8回累計の落札数量は一般米1万2,863トン、砕精米1万6,452トンの計2万9,315トン。前年度より一般米5,573トン、砕精米1万2,136トン、それぞれ増加したが、3年連続で10万トンの年間枠は埋まらなかったことになる。27年産米の米価が上昇したため、外国産米の需要が増えるとの見方もあったが、米国産短粒種の供給が限られることや、国内産古米(26年産)の存在などが影響し、今年度も低調なまま推移した。

 外食企業などは卸売業者に外国産米の提案を求めていたが、売り急ぎ防止支援事業による古米の持ち越しなどがあり、年度内での商談がまとまらなかったものと見られる。このことから、26年産古米在庫はまだ一定量あると推測されるため、その消化進度が27年産や28年産の需給と価格に影響しそう。

 備蓄米については3月8日に第4回入札が行われ、予定数量22万5千トンの予定枠全量が落札された。最終回は残量がすべて一般枠に振り替えられたが、21業者が応札し落札は7業者、申込数量倍率は2.1倍となった。落札できなかったものは、今後、飼料用米や加工用米・新規需要米など、他の転作作物で生産調整に取り組む必要があるめため、27年産米の生産面では、その対応も焦点となる。

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