シカゴトウモロコシは目先戻り賛成、天候リスク警戒で

 シカゴ小麦は10日現在、7営業日連続で上昇している。冬小麦の主産地であるカンザスやオクラホマの乾燥した天候が表面化しており、それを警戒しての上昇である。

 カンザスの表面の土壌水分(6日現在)は、極めて不足が8%(前週5%、前年11%)、不足が36%(前週31%、前年30%)、適度が55%(前週63%、前年58%)、過剰が1%(前週1%、前年1%)、オクラホマは極めて不足が4%(前週2%、前年15%)、不足が41%(前週39%、前年38%)、適度が53%(前週57%、前年41%)、過剰が2%(前週2%、前年6%)。昨年ほどの乾燥状態ではないが、ここにきて気温の上昇も目立っており、今後の乾燥リスクの拡大が懸念されている。

 この小麦の出直りも手伝ってシカゴトウモロコシも戻り歩調をみせており、ようやく20日移動平均線を一時的にせよ、上回る動きをみせている。パラボリックが陽転するなど、テクニカル面で上昇トレンドを形成するかどうかの分岐点に差し掛かっている。

 月末に米農務省は作付意向面積と3月1日現在の全米在庫を発表する。いずれも弱い内容が期待されており、2月25日の米農業年次フォーラムで示した9000万エーカーの作付面積をさらに上回ると予想されている。

 しかし、米プレーンズの乾燥リスクが米コーンベルトの天候リスクに波及するとの声も聞かれるようになっているのも確かである。米コーンベルトでのトウモロコシの作付は4月から始まり、そのピークは4月下旬から5月上旬である。そのため、天候リスクを云々するのは時期尚早といえる。
 
corn20
 

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