ゴムは当面、主導権が弱気から強気にバトンタッチ!?

 東京ゴムが一転して急騰し、期先4本が170円台に乗せ、先限は4日に174円70銭まで上昇した。昨年12月8日の高値が174円80銭だから、それにあと10銭に迫ったわけだ。これを抜くと次の高値は昨年10月13日の176円、同年9月11日の179円80銭となる。

 先限は今年1月12日と2月12日にそれぞれ144円50銭をつけて、きれいなW底を形成したあたりから市場の人気が強まり、そこからの上げ幅は30円に達しており、これによって、相場の主導権は強気が握ったことになる。

 このように、ゴム相場が一転して上昇した背景には、株式市場の資金が上海ゴムに流入し始め、一方で、東京市場にも中国筋の買いが表面したことがキッカケといえる。

 それを表すように、上海ゴムの中心限月である5月限は先週末の4日にはトン当たり1万1,235元へと急騰し、2月22日の1万0,840元、昨年12月24日の1万0,815元、同年11月13日の1万0,970元をいずれも上抜き、同年10月15日の1万1,975元、9月11日の1万2,080元がターゲットとした流れに突入するものと見られるが、昨年9月11日の東京ゴム先限は179円80銭であり、両市場ともに当面は強気筋の買い上げに押し上げられそうな雲行きだ。

 中国筋がここにきて買い上げているのは、恐らく、タイが乾期に移行し、それに伴って天然ゴムの生産量が減少することが背景にあるからだろう。

 ゴム市場を取り巻く材料が一転して大きく変化したわけではないが、強気筋の攻勢で安値から30円もかつぎあげられては、弱気筋の苦戦を否定出来ない。

 ここは力関係が弱気から強気に移ったことは確かで、その流れに逆らうわけにはいかない。

 ただし、強気の中国筋が東京市場で現物を買い占めるなどの仕手戦めいた動きに出るとは思えない。

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