急騰を続ける金相場に赤信号

 投資家心理の変化を示すとされているシカゴVIX指数(恐怖指数)が1月20日に32.09ポイントまで上昇して年初来高値を記録し、同日のNYダウが年初来安値(1万5450ドル)を記録した事から、1月中で投資家心理が最も弱気に傾いた瞬間だったのかもしれません。そして、2月11日に恐怖指数が30.9ポイントまで上昇して年初来2番目の高値を記録し、同日のNYダウが1万5503ドルまで下落して年初来2番目の安値を記録しました。そうした恐怖指数の急上昇を受けて、「リスクヘッジの金買い」が加速し、2月11日にNY金が1260ドルまで上昇して年初来高値を記録しました。

 しかし、3月1日の米国市場では、恐怖指数が17.7ポイントまで低下して年初来安値を記録し、NYダウが1万6865ドルまで上昇して年初来高値まであと540ドルに迫りました。こうなると、これまで「リスクヘッジの金買い」で急騰を続けた金相場が急落に転じる可能性もあります。

 NY金におけるファンドなど大口投資家の買い越し枚数は、昨年12月1日時点で9750枚まで減少して昨年最低枚数を記録しました。しかし、年明けからの世界的な株価急落によるリスクオフの流れを好感し、2月23日時点で14万4978枚まで増加しました。昨年後半で最も買い越し枚数が増加したのは10月27日の15万7434枚ですから、現在の買い越し枚数はかなり膨れ過ぎているのかもしれません。ファンドの買い越し枚数は、NY金の天井圏で最も増加し、底値圏で最も減少するような傾向もあるだけに、現在の膨れ上がったファンドの買い越し枚数は要注意でしょう。
 
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