東京ゴムの大底形成時期を分析する

 東京ゴム先限は2月23日に157円70銭まで戻したが、なかなか160円をつけることが出来ない。最近の相場を見ると、1月12日と2月12日にともに144円50銭をつけて、ケイ線がW底になったり、上海ゴムが予想以上に底固く、ニューヨーク原油も30ドル台を割り込むと下げ渋るなどから、東京ゴムもそれを映して下げ渋っている。市場の一部にはこうした下げ渋りを見て、『すでに底値を出したのでは…』の声も聞かれるが、果たして、そうだろうか。

 昔から、『底値100日』というが、W底を形成したのが2月12日であり、それからまだ2週間ほどしか経過しておらず、日柄不足は明らかだ。

 それに、ニューヨーク原油にしても2月11日の26.05ドルでW底型のケイ線だが、これも日柄不足だし、サウジアラビアがきっぱりと減産を否定しているだけに、協調減産は難しい。北半球はこれから春を迎え暖房油需要が減少する季節が到来するだけに、再び底値を探る展開が予想される。

 これまでのパターンを見ると、原油が下落すると世界の株価が下げ足を速め、一方でリスク回避の円買い(円高)となって、内外の国際商品が売られる場面が幾度もあっただけに、値頃感だけで買うのは避けるべきであろう。

 東京ゴム2月限納会は144円と前日比2円50銭高と高値で終わったことも手伝って、『弱気筋が動揺し始めている』(市場関係者)の声もあるが、各限月の一代足を見ると、安値からの上げ幅は10円少々であり、売方有利であることを否定できまい。

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