週刊石油展望

《海外原油市況》
 今週のWTI原油は先週比0.46ドル安、ブレント原油は同0.18ドル高であった。
 先週末は、ミシガン大消費者信頼感指数などの低調な経済指標を受け早期の金融引き締め観測が後退し、ドル安が進行したことで原油は上昇した。経済指標の内容は予想を下回ったが、依然として米景気回復基調の強まりやイランからの供給不安などが下支えする中、IMF専務理事が「世界経済の安定化の兆しが出てきた」との見方を示したことが好感され19日も続伸し108.70ドルまで値を伸ばした。しかし、20日は中国の経済減速懸念や燃料価格の引き上げ、サウジアラビアが価格抑制のため増産する可能性を示唆したことで利食い売りに押され、一時105ドル半ばまで急反落した。その後も、増産に対する懸念から上値の重たい展開となっていたが、21日のEIA統計で原油在庫が116.2万バレル減少(予想:220万バレル増加)となったことや前日の下落に対する修正などから反発し107ドル台まで値を戻した。だが、22日にフランスが戦略石油備蓄の放出を検討していることが明らかになったことや、中国とユーロ圏のPMI低下を受け景気減速懸念の強まりから下落するなど、概ね105~108ドルのレンジ内での推移であった。

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