金価格は上昇トレンドに乗ったか

 NY金価格は、12月3日の1045.4ドルを底に2月8日は、1197.9ドルに+152.5.ドル、約4割上昇している。ギャンの理論によれば、陽線が3本続くと上昇トレンドとなるというが、1月初めからすでに3回、3本連続の陽線が出ているので、金価格の上昇トレンドは本格的になったと思われる。
 
 価格上昇の要因は様々考えられるが、まず最初に言えるのは、金価格は2011年9月以降長らく低迷しており、今年1月まで52カ月弱気相場が続いていたが、1970年代以降の4回の金価格低迷期間は平均52カ月であり、そろそろ弱気相場が終わっても良い時期であり、金価格には割安感が出ていることが背景にあることである。
 
 二つ目の要因として、金の新規鉱山開発は1995年にピークを迎えており、新規開発から鉱脈が尽きるまでの期間が平均20年と言われており、昨年が新規開発鉱山の生産のピークを迎えているという。金は天然資源であり、いずれ鉱脈は尽きる宿命にある。そのため、最近金鉱山株価が上昇している。

 また1100ドル程度の金価格でば金鉱山が収益を挙げるのは難しく、鉱山会社は新規投資を手控える。こうした動きは今後の金の供給に影響を及ぼすだろう。むろん世界に13万トンあると言われる金の地上在庫があるので、供給不足になる恐れはないが、スクラップの発生は低価格のために止まっており、以前は隆盛した金の買い取り業者も発生量が少ないため最近はダイヤモンド等の買い取りに鞍替えしている。
 

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