NY金、200日移動平均線突破で潮目が変化

 潮目が変わるとはこのことを言うのだろうか?「申酉騒ぐ」と言われる2016年の幕開けから、内外ともに金の堅調さが続いている。「GOLDではなく、COLDだ」「1000ドルを割り込み、800ドルまでの下落もあり得る」などと言う論調さえあった昨年までとは、様変わりだ。先週のNY金(4月限)は、これまで抵抗だった200日移動平均線を上抜き、大幅続伸となっている。週末の日足(NY金)は、上ヒゲを形成しており、ストキャスティクスがデッドクロスしており、短期的な調整安が予感されるチャート形状だが、修正が入っても200日移動平均線~雲の上限が下値支持帯として機能するだろう。

 長期的には、1999年8月安値~2011年9月高値までの上昇に対する半値押しで底値を確認、一目均衡表(月足)の雲のねじれで、底打ち反転パターンとなりそうだ。「底を打った相場は、天井を打つまで高い」との格言通り、サイクルボトムを確認して、押し目を形成しながら、新たな天井確認まで、上昇トレンドが形成されると見る。

 当欄でも繰り返し述べたように、世界的な過剰流動性相場となって以降、実体経済と株価との異常乖離が拡大してきたが、株価の下落で異常乖離が修正される流れとなっている。12月の米連邦準備理事会(FRB)利上げ決断は誤りであった、との評価に続き、日銀マイナス金利導入後の、円安ドル高・株高シナリオが数日で覆された事で、日米中央銀行に依存し過ぎた政策に「NO」が突きつけられている。
 
1
 

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事