週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比0.52ドル安の33.43ドル、ブレント原油は0.46ドル安の34.35ドルとなった。

 前週末29日の海外原油先物相場は、主要産油国による協調減産への期待から買われ続伸した。また米国内の石油掘削リグ稼働数が前週比減少したことも支援材料となった。

 週明け1日は、5営業日ぶりに反落となった。この日発表された1月の中国のPMIが好不況の分岐点とされる50を下回ったこと、さらに産油諸国が減産を検討する場として期待された会合の予定に関してOPEC関係筋が決まっていないと述べたため、供給過剰の緩和期待が後退した。翌2日も大幅続落、WTIは約2週間ぶりに帳入値ベースで30ドルを割り込んだ。先週高まっていたOPEC加盟国と非加盟国による協調減産期待に関し、合同会合開催は未定との報道が伝わり、また米金融大手が協調減産は「非常に望み薄」と分析したことなどから売りが先行し、下値を切り下げていった。しかしながら、翌3日は米原油在庫の急増にもかかわらず、ドル安/ユーロ高を受けて買いが入り反発した。EIA統計では、原油在庫は前週比780万バレル増(予想:480万バレル増)となり、発表直後は売り込まれる場面もあった。ただその後は押し目買いがおう盛で、相場を押し上げていった。翌4日は反落、前日の買いが続かなかった。ドル安の進行を受けて買われるもその後は利食い売りに押される展開。足元の世界的な供給過剰の長期化懸念は継続している。

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