週刊石油展望

《海外原油市況》
 3月12日週のWTI原油は先週比1.57ドル安の105.52ドル、ブレント原油は同2.03ドル安の123.09ドル(5月限)であった。
 前週末9日は米国雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を上回り、需要減少懸念が後退したことから買いが優勢となり、108ドル前半まで値を伸ばした。12日は、中国の貿易収支が予想以上に赤字となり、小売売上高も予想を下回ったこと、また欧州時間にはイタリアのGDPが二期連続のマイナス成長とリセッション入りが確認され、相場は下落した。13日にはユーロ圏財務相会合で第二次ギリシヤ支援が合意されたことやドイツや米国経済指標の好調さなどからリスク選好の動きとなるが、FOMCにて追加緩和をめぐる発言はなく緩和期待の後退から、プラス圏ではあるが上げ幅は限定的なものとなった。14日には前日に続き、緩和期待の後退に加え、EIAの在庫統計で原油が予想以上に増加したことや、サウジアラビアが原油供給に障害があっても不足は埋められるとの発言もあり、利食い売りが優勢となった。15日も利食い売りが優勢となった。WTIの下げ幅は大きいものではないが、米国と英国の当局間で戦略備蓄の放出を決めたとの情報から急落場面があったが(特にブレントの下げ幅が大きかった)、米国はそれを否定した。その後は急速に切り返すものの、疑念は払拭されず戻りは売られた。高値圏でのもみ合いが続いたものの、FOMC以降は利食い売りが目立つ展開となった。

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