原油市場分析「2月に向けての展望」

 米国企業の決算発表が本格化しております。それに伴い、財政悪化の対策として設備投資の大幅削減計画を発表するエネルギー関連企業が増えております。米国の大手シェールオイル企業3社は25日、市場予想を大幅に上回る設備投資の削減計画を発表しました。それによると今年の設備投資をヘスが40%、コンチネンタル・リソーシスが66%、ノーブル・エナジーが50%の削減をそれぞれ発表しました。米金融データ会社のファクスセクトによると、今回のS&P500種指数構成企業の10~12月期決算の利益見通しは6%減ですが、エネルギーセクターを除いた利益見通しは0.6%減です。そして、エネルギーセクターの利益見通しが72.8%減です。決算内容が大幅悪化となれば、それに伴い設備投資や人員の大幅削減計画を発表する企業が増加します。今回のS&P500種指数構成企業の決算発表では、エネルギーセクターにそうした発表が集中しております。バーンスタイン・エナジーは、シェールオイル企業の今年の設備投資削減率を38%と予想しております。また、世界最大の資産運用会社であるブラックロックのフィンク会長は27日、「原油価格について、エネルギー関連企業が債務を履行するのに十分な水準でなく、400社もの企業が存続できない恐れがある。」と述べております。本日からの6営業日で約290社のS&P500種指数構成企業から10~12月期決算が発表されます。それに伴いエネルギー関連企業から設備投資の大幅削減策が数多く発表されることにより、「時間経過と共に米国原油生産は減少する。」との見通しが市場のコンセンサスとなり、原油市場がより堅調な値動きとなる可能性もあります。

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