政府がゴム買い上げ実施 農家の売り渋りを招くか

 東京ゴム先限は150円台後半から160円を覗く展開を続けている。原油安、株安、円高と三つ揃っての弱材料を背景としているだけに、なかなかゴムを買う勇気が湧かない。

 とはいえ、タイ政府が今週明けの25日より農家から直接にゴムを買い上げる予定で、政府に登録した土地を保有している生産農家から買う価格は1キロ当たり45バーツというから45億バーツの資金で10万トンを買い上げることが出来る。

 政府が買い上げる機関は3,000ヵ所あり、農家がそこに持ち込む仕組みで、一戸当たり10~150キロまで幅があるという。

 供給過剰で現物を手持ちしている農家にとっては早く換金したいのは当然で、短期間に10万トンを買い上げ、吸収すると見られる。基本的には昨年1~3月のタイの天然ゴム生産量は113万トンもあり、ここで10万トンを買い上げてもその効果は薄いだろうが、ただ、タイ政府の市況対策は一昨年11月から今年3月以来のことで、材料的には新鮮味があると思われる。

 このため、150円前後の安値を売った向きが取りあえず売り玉を手仕舞っているようにも見受けられ、それに合わせて強気ファンドが買っており、これらが一巡するまでは高値余地を残しているといえまいか。

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