金相場はレンジを切り上げへ

 相場格言で俗に、「辰巳天井、午尻下がり、未辛抱、申酉騒ぐ、戌は笑い、亥固まる、子は繁盛、丑つまづき、寅千里を走り、卯は跳ねる」と言われるが、正に”申騒ぐ”年となった。2016年の金融市場は開始早々、サウジアラビアとイランの断交、中国人民元の下落誘導、中国株式市場のサーキットブレイカーの発動及び停止措置、北朝鮮の水爆実験、原油価格の一段安、中国景気の減速等を受けて、リスクオフモード全開となった。株安が世界的に連鎖し、2015年大納会終値からNYダウはおよそ12%下落し、日経平均株価はおよそ14%も下落した。日経平均株価は昨年の最安値1万592円57銭をも下回る下げを見せた。為替市場では、リスク回避の円買いが継続し、20日のロンドン市場では時2015年1月中旬以来約1年ぶりに115円台を付けた。市場では、「中国の景気減速」と「原油安」が2大リスクとしてクローズアップされている。中国国家統計局が19日に発表した2015年第4四半期(10~12月期)の国内総生産(GDP)は、前年同期比+6.8%と市場予想と一致したものの、前四半期の6.9%から鈍化した。2015年通年のGDPは前年比+6.9%で、政府目標の7%前後に近かったが、1990年以来25年ぶりの低水準となり、中国が高度経済成長時代を終えたことを印象付けた。 一方、中国経済統計の正確さに関しては懐疑的な見方が根強く、実際の成長率は統計を大幅に下回っているとも見られており、世界経済の懸念材料となっている。
 
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