タイ政府の市場介入の動きからゴム急騰

 年明けから続落していたシンガポールRSSゴムは、1月12日に突如相場が吹き上がり、中心限月2月限は前日終値から3.50セント上昇した。翌13日も連続急騰となり、同じ2月限は6.80セント上げ幅を積み上げて123.30セントに達した。この2日間の上げ幅は10セントを超えた。このような大幅上昇は昨年4月中旬から下旬にかけて以来のこと。このシンガポールRSSの上昇を受けて13日の東京ゴムは追随高となった。寄り付き直後から先限がサーキットブレーカーを発動し、大引けまでに 全限が6円を超える大幅上昇に至り、期先3本は8円強の上昇に及んだ。通常は東京主導で世界のゴム相場が変動する場面が多く、今回のようなシンガポール主導での連動高は稀である。

 今週に入ってゴム相場が大きく値を上げたのは、タイ政府が12日の閣議で天然ゴム価格を人為的に押し上げる政策を決定したため。タイ南部の天然ゴム農家の団体が、あまりにも下落が激しい天然ゴム価格に対し、軍事政権に強く対応を求めたことが切っ掛け。生産コストを割り込んでおり、南部の農民の中から自殺者が出たり、離農する農家も増えていた。

 今回、閣議決定されたのは、当初12億バーツの予算で農家から直接、買い付けるというもの。買い付け予定額はキロ当り50~60バーツ。足元の平均的な市中価格がキロ35バーツであることからすると15バーツ以上も割高な水準である。なおキロ50バーツで政府が12億バーツ相当を買い付けた場合、推定総量は2万4000トンとなる。
 
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