供給タイトの長期化必至で騰勢を強めるシカゴ大豆

 シカゴ大豆が強い相場をみせている。期近5月限でみると、2月の20営業日のうち、上昇した日数は16日、3月15日までの3月の11営業日のうち、上昇は7営業日となっている。NY原油やシカゴトウモロコシでみると、2月から3月の31営業日のうち、上昇したのはともに19営業日で大豆の23営業日を下回っている。期間中の上昇率は、大豆が13.3%、トウモロコシが3.7%、原油が6.3%で、大豆の勢いが目立っている。
 9日に米農務省が発表した需給報告で、米国大豆の需給バランスは据え置かれたものの、ブラジルの生産高は6850万トン(前月予想は7200万トン)、アルゼンチンは同4650万トン(同4800万トン)、パラグアイは500万トン(同640万トン)となり、3カ国合計で前月比640万トンも急減している。昨年12月の需給報告と比較して、ブラジルは650万トン、アルゼンチンは550万トン、パラグアイは260万トンも下方修正され、合計で1460万トンになる。実に10.8%の減少である。ちなみに、3月の生産高合計は前年度と比較して9.6%減となる。
 市場ではこの南米の供給減を補うには米国の大幅供給増が必要であるが、米農業フォーラムで示された2012年度の生産高予想は32億5800万ブッシェルで、トン換算すると、8866万トンになる。2011年度実績が8317万トンで、増加幅は549万トンにとどまる。南米の前年度から想定される減少幅の1287万トンの半分にも満たない数字が現時点で予想されている。

シカゴ大豆日足

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事