週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比3.27ドル安の33.97ドル、ブレント原油は3.99ドル安の33.50ドルとなった。
 
 前週末12月30日の原油相場は反落。米EIA統計での原油在庫予測を受け上昇場面もあったが、原油・製品在庫が増加すると戻り売りられ1ドル強下落、年末のポジション調整買いが入るもWTI、ブレント共前週比約1ドルの下落となった。

 週明け4日は週末にサウジがシーア派聖職者を処刑しイランでは民衆によるサウジ大使館襲撃が発生、サウジがイランとの外交関係を断絶したと伝わると原油相場は上昇で反応したものの、12月の中国製造業PMIが節目の50を5ヵ月連続で下回ったことや人民元安を受けて中国株式がストップ安まで売り込まれると世界的な株安に合わせて原油相場も下押された。翌日も中国発の金融市場混乱や米原油在庫の増加観測から続落となると、6日は米EIA統計で原油在庫こそ減少したものの、ガソリン在庫が1993年以来の歴史的な増加幅となり下値を拡大すると原油相場も下げが加速、中国株式下落への警戒、北朝鮮による核実験実施等リスク回避姿勢を強める悪材料が重なり、両油種とも2ドル超下落、WTIはリーマンショック時の安値を下回り、ブレントは約11年ぶりに35ドル割れとなった。ただその後は、中国株式が持直したことで極端なリスク回避姿勢が一服し安値からは持ち直している。

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